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公開日:2023.11.28 最終更新日:2026.05.25
# 工場・倉庫# 建築工事# 塗装工事

広大な工場や倉庫の屋根は、日々の生産活動を支え、大切な資産を守る「事業の生命線」です。しかし、普段目に触れる機会が少ないからこそ、その劣化に気づきにくいことも少なくありません。気づいた時には、すでに様々な問題が進行しているケースもございます。
問題が顕在化してから対処するのではなく、計画的なメンテナンスこそが、大きなトラブルを未然に防ぎ、事業を安定させる鍵となります。工場や倉庫の屋根は、防水性、防風性、遮音性、耐火性、採光性、そして遮熱・断熱性など多様な機能を持ち、これらが事業活動に直結しています。本ガイドでは、工場・倉庫の屋根工事に関する貴社の疑問を解決し、最適な解決策を見つけるお手伝いをいたします。
| 以下のようなお悩みはありませんか? ・雨漏りで製品や設備に損害が出る前に何とかしたいが、どこに頼めばいいか… ・夏場の猛暑で工場内の作業効率が低下し、従業員の健康も心配だ… ・屋根のサビや汚れがひどく、企業の対外的なイメージも気になっている… ・屋根工事の重要性は理解しているが、適切な時期や工法、費用が分からず不安だ… |
工場や倉庫の屋根はさまざまな機能を求められていますが、経年劣化により本来持っていた機能性が損なわれていくものです。屋根は普段見えにくいため、専門家以外の方が直接劣化を確認することは非常に危険が伴い、無理な調査は事故に繋がりかねません。劣化の進行が見えにくいからこそ、適切な時期を逃すと問題が深刻化し、屋根全体の機能低下や構造問題、ひいては高額な修理費用が発生してしまう危険があります。こうした事態を避けるためにも、定期的に専門業者による点検を行い、必要であれば屋根改修を検討しましょう。
| 劣化放置による具体的な被害の拡大 |
| ■ 雨漏りによる甚大な被害 屋根の劣化は雨漏りにつながる恐れがあり、これが製造製品や保管中の資材を濡らし、品質低下や使用不能といった二次被害を引き起こします。さらに、製造ラインの遅延や停止は納期遅れを招き、自社の信用を失う大問題に発展しかねません。 |
| ■ 従業員や設備への危険 屋根からの漏水が電気系統に及ぶと、漏電による感電事故や火災の危険性を高めます。高額な設備や精密機械が水濡れで故障すれば、高額な修理費用や稼働停止期間が発生し、事業に深刻な影響を与えます。また、長期的な湿気はカビの発生を促し、衛生環境の悪化や従業員の健康被害にも繋がりかねません。 |
| ■ 災害時の被害拡大と高額な復旧コスト 小さな劣化を放置していると、地震や台風などの自然災害時に、屋根材の飛散や建物構造への深刻なダメージなど、被害が一気に大規模化する恐れがあります。このような場合、建物の建て替えや莫大な復旧費用が発生し、工事期間中の事業中断による生産ロスといった大きなマイナスを招きます。 |
工場・倉庫の屋根の種類を把握することは、貴社の建物の状態を理解し、おおよその寿命や、どのような劣化が起こりやすいかを予測する上で非常に役立ちます。これにより、計画的なメンテナンス計画の参考とすることができます。ぜひ貴社の屋根と照らし合わせてご確認ください。
| 屋根材 | 特徴(主な劣化傾向含む) | 一般的な寿命 | 改修方法の例 |
| 波形スレート | セメントと繊維を混ぜて波形に成形された板で、かつて工場・倉庫の屋根材として広く普及していました。比較的安価でありながら、耐久性・耐火性・遮音性に優れるという特徴があります。一方で、表面がざらついてホコリが付着しやすく汚れやすい点や、屋根を固定する金属ボルトの錆が雨漏りの原因になりやすいなどのデメリットも指摘されています。 | 小波スレートで20~30年程度、大波スレートで30~40年程度とされています。 | アスベスト処分費を抑えつつ断熱性も高められるカバー工法が有効な選択肢の一つとなります。劣化状況が軽微な場合は、部分的な補修や塗装で対応することもあります。 |
| 瓦棒葺き屋根 | 一定間隔で配置された心木(屋根材を支える骨組み)の上からガルバリウム鋼板などの金属屋根材をかぶせて固定する工法です。軽量で、屋根材の継ぎ目が少ないため雨漏りのリスクを軽減しやすい特徴があります。このため、比較的傾斜の緩い屋根に採用されることが多く見られます。 | 屋根材の種類により異なり、トタン瓦棒屋根で25~30年程度、ガルバリウム鋼板瓦棒屋根で30~35年程度とされています。 | 金属屋根特有の錆を防ぎ、美観を維持するためには定期的な塗装メンテナンスが不可欠です。改修においては、経年劣化による心木の腐食状況が重要となります。心木が健全な状態であればカバー工法が効率的な選択肢となる場合がありますが、腐食が進んでいる場合は、強風時の破損や飛散リスクを避けるためにも、全面葺き替えによる抜本的な改修が必要となることがあります。 |
| 折板屋根 | ガルバリウム鋼板などの金属素材を大きな波型に成形した屋根材を用いた屋根です。金属製でありながら軽量で高い強度を持ち、波形形状により優れた耐風圧性と排水性を誇ります。また、野地板(屋根の下板)が不要な構造のため、一般的な屋根工事と比較して工期が比較的短い点も特徴です。 | 屋根材の種類により異なり、トタン屋根で20~30年程度、ガルバリウム鋼板で30~40年程度とされています。 | 表層の錆や塗膜劣化に対しては塗装メンテナンスが有効です。工場内の断熱性能不足や結露が課題となっている場合は、既存折板の上に断熱材を敷き込み、新規折板を重ね葺きする断熱改修も効果的な選択肢の一つとなります。この方法は工場内の温熱環境改善と屋根の長寿命化を同時に実現できます。 |
屋根は建物の中でも、雨風や紫外線など天候の影響を受けやすい部分と言えます。定期的な点検を行うことが何よりですが、工場や倉庫の屋根となると規模が大きいため、状態を頻繁にチェックするわけにもいかず、気が付いたら劣化が始まっていたなんてこともあるのではないでしょうか。発見が遅れれば遅れるほどダメージの程度が変わってきますので、まずはその劣化状態や破損状況に合わせた主な修繕方法をご紹介いたします。
| 比較項目 | 塗装工事 | カバー工法 | 葺き替え工事 |
| 費用 | ○ | △ | × |
| 工期 | ○ | △ | × |
| デザイン性 | ○ | ○ | ○ |
| 防水性 | ○ | ○ | ○ |
| 防錆性 | ○ | ○ | ○ |
| 耐久性 | △ | ○ | ○ |
| 補強性 | × | ○ | △ |
| 吹き飛び防止 | × | ○ | △ |
| 工事中の稼働 | ○ | ○ | × |
| 施設内温度低減 | ○ | ○ | △ |

「屋根材がそこまで傷んでいない場合に有効」
この3つの中では比較的手軽にできる工法で、色褪せや錆、チョーキングなど屋根材の劣化状況に合わせ塗装にて補修をします。また屋根材と室内の温度上昇を抑え空調の負荷を軽減できる遮熱塗料など優れた効果を持つ種類もあり、「美観面(劣化による汚れや錆などの修繕対策)」だけでなく、「機能面(遮熱塗料や防水塗料などによる保全対策)」でも効果を発揮します。

「下地の老化は無く、屋根材が傷んでいる場合に有効」
現状の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる(カバーする)工法で、既存屋根材の解体などが無いため葺き替えよりもコストを安くできる、休業なしなどのメリットがあります。ただし新たに屋根材を被せる分「屋根が重くなる為、構造上施工できない」などの注意点もあります。カバー工法が可能かを専門家にしっかりと、判断してもらう事が重要です。

「屋根材と下地材の劣化が進んでいる場合に有効」
古い屋根材を撤去し、下地材を補修し新しい屋根材に張り替える工法です。同じ種類の屋根材に交換することもありますし、違う屋根材に変更することもあります。また屋根材の傷み具合によっては、傷んでいる部分だけを交換するのか、全体を交換するのかによって費用も期間も大きく変わってきますので、表面だけではなく構造全体を確認する必要があります。

「物流倉庫 庇屋根上鉄骨」塗装工事
中鋼運輸株式会社
福岡営業所様
倉庫2棟の庇屋根鉄骨塗装工事 庇屋根鉄骨まで高さがあることや倉庫の全長を考え、ドローンによる動画撮影で調査を行いました。屋根上鉄骨は錆が進行していたため、錆転換材と錆止めを下塗りし、耐候性が高いシリコン樹脂塗料の仕様としています。

「灯油ローリー 積場鉄骨」塗装工事
トキコシステムソリューションズ株式会社
シナネン株式会社様 佐奇森灯油センター様
鉄骨塗装300㎡、スイングステージ1か所・ローディングアーム1基・計量機1基・油配管等の付属品の塗装及び表示類の復旧を行いました。3種ケレンの上、錆止(変性エポキシ樹脂塗料)、中塗/上塗(弱溶剤型ウレタン樹脂塗料)を行いました。

「整備工場 駐車場屋根」設置工事
三菱ふそうトラック・バス株式会社
八女サービスセンター様
駐車場屋根の増設工事(諸官庁申請(建築確認・消防申請)も含む)を行いました。構造は鉄骨造で、増築部面積は248.77㎡です。施工中は、毎日多数の運搬車両の出入りが多かったのですが、お客様との密な打合せおよび日程調整を行い、無事故無災害で完成することが出来ました。また、建築・電気・塗装など全て当社にて施工いたしましたので、よりスムーズな工程調整が出来ました。

「店舗屋上防水」塗装工事
三菱自動車工業株式会社
熱田店様
店舗屋上1,234㎡の防水塗装を行いました。仮設工事、既設土間目地撤去、土間高圧洗浄、プライマー、防水剤(2回)、珪砂散布、トップコートまで、各エリア15日間×5にわけて実施いたしました。今回の最優先事項は工期内に完了させることで、防水方法の選定もお任せいただきました。

「整備工場内 作業環境」改善工事
株式会社シュテルン葛飾
メルセデス・ベンツ葛飾松戸サービスセンター様
整備工場において、昨夏の異常な猛暑によりメカニックの負担が大きく、作業効率が非常に悪い状況となっているとのことで、作業環境の改善工事を担当させていただきました。
エアコン新設(キュービクル交換も含)、天井遮熱シート張り、高速シートシャッター新設、サーキュレーター新設(エアコンと併用)と、立ち合いいただいたサービスセンター責任者様にもご納得いただけるほど暖気の感じ方に改善が見られました。

「工場屋上防水」塗装工事
大王パッケージ株式会社
滋賀工場様
工場屋根の雨漏れに対し、落下危険のある既存スレート屋根の上部から施工可能なSOSEI工法を行いました。三層の特殊樹脂吹付けにより、施工と同時に屋根を補強し、安全に短工期で改修が可能です。この工法は、防水・断熱・補強のトリプル効果を実現し、屋根表面のみの作業で屋内側の操業を止めることがないと高い評価をいただきました。
外気温30℃の時に、折板屋根の表面温度が50℃から30℃まで下がった実績もございます。
現状のお悩みも含めまずはお気軽にお問い合わせください。
屋根、外壁の劣化状況によって、補修方法が変わります。
屋根であれば防水工事、カバー工法 や葺き替え工事、外壁であれば、躯体の改修、シーリング施工、防水塗装など、状況により最善の方法を検討します。現状のお悩みも含めまずはお気軽にお問い合わせください。
ウレタン防水は、外部要素からの部分的な剥がれであれば補修は可能です(傷をつけて剥がれてしまったなど)。躯体が原因の場合は、部分的に補修できない場合があります。この場合は事前調査を行わないと判断ができません。現状のお悩みも含めまずはお気軽にお問い合わせください。
一般的に、約8年~12年を目安に検討して頂ければと思います。
ただし汚れ、膨れ、しわ、水たまり等が出てきたら、目安期間関係なく補修をお勧めします。

工場・倉庫の屋根は、貴社の事業を支える大切な資産です。目に見えない劣化を放置すれば、高額な修理や事業中断という大きなリスクに直結しかねません。しかし、計画的な定期メンテナンスを行うことで、これらのリスクを未然に防ぎ、建物の寿命を延ばし、最適な状態を保つことができます。
「屋根の劣化が気になる」「最適な修繕方法を知りたい」。どんな些細なご相談でも、私たち専門家が貴社の屋根を診断し、最適な解決策をご提案いたします。大切な事業を守り、未来へと繋ぐために、まずはお気軽にお問い合わせください。
また朝日エティックは、「塗装事業」だけでなく、「建築土木工事」「内外装工事」「電気計装工事」「看板工事」など、幅広い事業展開で工場・倉庫のあらゆる修繕工事に対応可能な一括対応体制を強みとしております。お客様は窓口を一本化でき、複数の業者に依頼する手間やコスト、管理の煩雑さを大幅に削減することが可能です。工場・倉庫の工事は朝日エティックへご連絡ください。